「日本海溝モデル」、つまり震源が日本海溝の場合、北海道の沖合から岩手県沖にかけてM9.1の巨大地震が発生、岩手県宮古市では29.7mの大津波が発生すると想定している。地震の発生時期、住民の避難状況から、6つのシナリオを想定しているが、冬の深夜に地震が起きた場合には、住民の早期避難も難しいため、犠牲者は北海道で13万7千人、青森県4万1千人、岩手県1万1千人、宮城県8500人、他県も合わせて合計19万9000人と推定、経済被害は31兆3千億円に及ぶと推計している。